鈴木家主屋・土蔵保存修理(羽後町)
写真の最終更新は平成20年5月23日です。
平成18年3月〜19年11月の工期で施工していた保存修理工事が完成しました。
別ページに着手前・完成後比較写真を掲載しましたので是非ご覧下さい。
主屋現況写真
主屋完成写真
土蔵現況写真
土蔵完成写真


 ■最初に建築されたのは17世紀に遡り、秋田県で
   最も古いグループに属する民家として、昭和48年
   2月に国の重要文化財に指定されました。

 ■昭和56年4月〜57年9月まで18ヶ月を要して保存
   修理が行われています。平成6年に大正4年に
   建築された主屋に接続する土蔵が重要文化財の
   指定を受けました。

 ■今回、平成18年3月〜19年11月の工期で主屋の
   茅屋根と土蔵の置屋根、土壁、床組の修理が
   行われます。
   

現況

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出来ます

主屋 正面西側

主屋 側面南側

主屋 側面南側

主屋 北側

主屋 北側

土蔵 背面東側

仮設工

主屋 軒足場組立状況です。

主屋 軒足場組立状況です。

土蔵南側面 外部足場組立状況です。

土蔵北側面 外部足場状況です。

土蔵北側面 外部足場状況です。

土蔵に素屋根という覆屋根をかけて工事中の雨、雪から土蔵を守ります。

主屋茅葺替え状況

主屋の茅葺きは棟廻り、谷周辺を葺き替えとし、その他の部分を差茅とします。
棟部分の杉皮、蔵木等は新規とします。

運び込まれた茅(カヤ)はこんなに長いです。(青森県産です。)

押し切りと呼ばれる道具で使う長さに切り揃えます。

いよいよ差茅が始まりました。古い茅を30cm位引っ張って新茅を差し込む仕事です。

差茅は軒先から順番に上に登って進んでいきます。

差茅の施工状況です。

差茅を調整しながら進んでいきます。

天気も良く順調に進んでいます。

茅葺職人さん専用の道具(ガンギ)でたたき並揃をしています。

差茅の仕事も順調です。

差茅の施工状況です。

いよいよ棟部分を葺替え中です。

葺替が終わりました。

玄関屋根補修

玄関屋根は土居葺き(どいぶき)という工法で葺き替えます。
土居葺きとは、野地板の上に木材を薄く割った板(約10×30cm)を亜鉛釘かステンレス釘で打ち付けて重ね葺きする工法です。
今回の材料は栗の木が使われています。

玄関屋根の腐食した部分の取替え中です。

屋根タルキの補修も終わり、野地板も張り終わりました。

これが屋根葺きに使われる材料で栗板材です。

一枚一枚丁寧に下から順番に亜鉛釘で打ち付けます。

栗板の葺材を8足毎に葺込み銅板を小口に揃えて葺きます。

1足が4.5cmの葺足とし完成です。

中門土庇柱補修

この柱は昭和56〜57年に修理した柱(栗材)で土の中に埋め込む形式の掘立柱です。

腐食状況の確認のため柱の廻りを掘りました。

柱を抜き取りました。

土の中の部分は25年間でこんなに腐っていました。

柱跡の確認です。

腐食部分を取り除き、新規材料で継足して元の場所に取り付けました。

取替えた部分には「平成十八年度修補」の焼印を押しました。

土蔵内部現況

前回のUP時にはお見せすることが出来なかったので是非ご覧下さい。

土蔵入り口です。

土蔵入り口には重厚な扉が付いています。

扉はこんなに厚いんですよ。

蔵座敷です。漆塗りの建具が立派ですね。

壁はもちろん漆喰壁です。

土蔵内部から入り口方面を写した写真です。

階段も漆塗りの立派な仕上げです。

階段も漆塗りの立派な仕上げです。

二階から見た階段の雄姿です。

土蔵施工状況

土蔵床下防湿炭排出状況です。床下に防湿用の炭を入れてあったが90年の月日で炭が溶けていました。

土蔵床下防湿炭排出状況です。

土蔵床下防湿炭排出状況です。

土壁下見板解体状況です。腰壁を守ってがんばっていました。

外部土壁解体状況です。大正時代の左官屋さんの仕事が見えてきました。

外部土壁解体状況です

外部土壁解体状況です。下地の状況を確認しました。

内部漆喰壁解体状況です。内部の腰壁解体で漆喰、中塗、荒壁等の塗り厚さを確認しました。

内部漆喰壁解体状況です。

土蔵置屋根解体

解体材は、調査及び検査をして、再利用と取替え材とを確認します。。

置屋根の解体状況です。90年前の屋根タルキを再利用するために手作業です。

置屋根の軒桁と屋根タルキです。

置屋根の合掌と束木です。

置屋根の合掌です。

南側の鉢巻部分の亀裂です。土壁を落として修復します。
置屋根の解体が終了しました。

土蔵土台補修

腐朽、破損した木部の補修、取替を行います。

大黒柱の根元がこんなに腐っています。

土壁の中の木材(角の土台、柱)がこんなに腐っています。

柱に角材を補強している作業です。

土台の補修のために角材を柱に補強し油圧ジャッキ等で土蔵を上げる作業です。

土台を取替えるために揚屋工事の作業中です。

腐った部分の柱、土台を取替えました。
もちろん焼き印も押しました。

土蔵壁補修状況

腰廻りは下地補修を行い、荒壁付(裏返し共)、荒打ち、斑直しを行い、正面、背面出入口枠、窓枠を除いて大壁面全体を中塗で仕上げます。
鉢巻、窓枠、背面出入口枠足元は、中塗から塗付け漆喰仕上げとします。

鉢巻部分の現況です。
漆喰が落ちています。

鉢巻部分の亀裂を落としました。

鉢巻部分の土壁を落として下地の補修です。

腰壁部分の土壁と下地の確認です。

腰壁の解体状況と下地状況の確認です。

壁土を作るために土と稲わらを混ぜます。これは稲わらを刻んでる作業です。

新土と稲わらを混ぜている状況です。

腰壁の下地直し状況です。巻き縄にはぶどうの皮を使用します。

腰壁の下地直し状況です。

土蔵の土壁を再利用するために砕いています。
荒壁を塗る時に一緒に混ぜて塗ります。

腰壁に荒壁付け状況です。上から下がっているネット状の網は新しい壁と既存の壁との剥離止めの補強ネットです。

下見板上の笠木部分の土壁補修です。

剥離止めのネットを取り付けています。ネットはビニール紐です。

北側面の斑(ムラ)直しの作業状況です。

鉢巻部分の斑(ムラ)直しです。
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